「プログラミングなんて全く分からないけど、自分だけのアプリを作ってみたい」 そんな願いを叶える新しい開発スタイル 「バイブコーディング(Vibe Coding)」 が今、注目を集めています。
細かいコードの文法を気にする必要はありません。
AIに「こんな感じで作って!」と(まさにバイブスで)指示を出すだけで、AIがアプリを作り上げてくれるのです。
今回は、完全初心者からプロを目指す人まで、レベル別にバイブコーディングの始め方とおすすめツールをご紹介します。
1. 完全初心者向け:ブラウザだけで手軽にスタート
「環境構築? ターミナル? 何それ?」という方は、まずはブラウザだけで完結するサービスから始めましょう。
普段使っているAIチャットの延長でコーディングを体験できます。
ChatGPT (canvasモード)
AIの代名詞とも言えるChatGPT。その「canvasモード」を使うと、コーディングに特化したインターフェースで作業ができます。
チャット画面の隣にコードのプレビューが表示され、「ここの色を変えて」「ボタンを追加して」といった指示で直感的に修正可能です。


Canva (AIコーディング)
デザインツールとして有名なCanvaも、実はAIコーディング機能を搭載しています。
デザインを作るような感覚で、インタラクティブなグラフや簡単なWebアプリを作成できます。
作った作品は簡単にWebサイトとして公開できます。

Google AI Studio
Googleが提供する開発者向けのAIサンドボックスです。
「Build」機能を使うことで、Googleの最新AIモデルを使ってアプリを生成・プレビューできます。
無料で高性能なAIコーディングを試せる穴場スポットです。

2. 本格派向け:AIコードエディタでアプリ開発
「お試しではなく、本格的にWebサービスやアプリを作って公開したい」 そんな方には、PCにインストールして使う AIコードエディタ がおすすめです。
これらは無料でも使い始められますが、実用レベルでガッツリ開発するなら月額課金(サブスク)への加入が推奨されます。
技術の進化が早い分野なので、年額契約よりも月額契約で柔軟に乗り換えられるようにしておくのがお勧めです。
Windsurf (ウィンドサーフ)
現在、個人的に一番好きなAIエディタです。
「Cascade」という強力なAIエージェント機能があり、コードを書くだけでなく、ファイル構成の把握やエラーの修正まで自律的に行ってくれます。
コードの解析や解説機能も充実しており、 「プログラムを理解しながらコーディングしたい」 という学習意欲のある方に最適です。
- 料金: Proプラン 月額$15 (約2,300円) ~
こちらの紹介コードから登録するとボーナスクレジットがもらえます。


Cursor (カーソル)
現在、最もメジャーなAIコードエディタです。
更新も早く、実用的で便利な機能が素早く実装されます。
ネット上に情報が非常に多いため、使い方で困ったときにすぐに解決策が見つかるという安心感があります。
- 料金: Proプラン 月額$20 (約3,100円) ~


Google Antigravity (アンチグラビティ)
Google発の次世代AIエディタです。
後発ならではの高機能さが魅力です。
特に注目なのが「Agent Manager」機能です。複数のAIエージェントを同時に動かし、複雑なタスクを分担・連携させながら開発を進めることができます。
無料プランでも簡単なアプリ開発なら十分に対応できるため、 「とりあえず高性能なAIエディタを試してみたい」 という方の入り口としておすすめです。
- 料金: 月額2,900円~ (Google One AIプレミアムプラン等)


3. プロを目指すなら:現場レベルの最強ツール
さらに一歩進んで、プロの現場でも通用するレベルを目指すなら、こちらのツールも知っておくべきでしょう。
Claude Code (クロード コード)
- ターゲット: プロフェッショナル・上級者
- 料金: Proプラン 月額$20~ / 推奨: Maxプラン 月額$100 (約15,000円) ~
知人の現役プログラマーの話によると、開発の最前線ではこの「Claude Code」が使われるケースが多いそうです。
ターミナルで動作するCUI(文字ベース)のツールであり、非常に高度な推論能力を持っています。
ただし、本格的に使い倒そうとすると、標準のProプラン(月額$20)では利用制限(レートリミット)にかかりやすく、全く足りないと言われています。
快適に開発を進めるには、 月額$100からの「Maxプラン」 が必要になるとのこと。まさにプロのためのツールと言えるでしょう。
まとめ
バイブコーディングは、プログラミングの敷居を一気に下げてくれました。
- まずは体験: ChatGPTやGoogle AI Studioで「動くものが作れる」感動を味わう。
- 本格始動: WindsurfやCursorを導入して、自分のアイデアを形にする。
- 極める: Claude Codeなどで、プロ顔負けの開発フローを構築する。
まずは無料で触れるツールから、気軽に「バイブス」でアプリ作りを始めてみませんか?
では、良いバイブコーディングライフを~
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