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円安完全に理解した

この記事は約4分で読めます。

円安について色々調べた結果をまとめました。

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なぜ円安になったのか?

・アメリカが利上げをしたから

アメリカが利上げをした事で、利子の高いアメリカドルが買われ日本円が売られた。
売る人が多く、買う人が少なければ値段は安くなる。よって円安。

なぜアメリカは利上げをしたのか?

・アメリカの景気が良くなりすぎたため

具体的にはCPI(消費者物価指数)が上がりすぎたため。
物価が継続的に上がる事をインフレという。
緩やかなインフレ(2%程度)は逆に好ましいと言われるが、急激なインフレは急にモノの価格が上がるため消費者の負担が大きい。
アメリカのCPI(インフレ率)は9%を超えている。

物価の上昇を抑える為には、お金の量を減らす(お金の価値を上げる)事と、需要を減らす(物の価値を下げる)、供給を増やす(物の価値を下げる)事が必要。
供給はすぐには増えないので、お金の量を減らすか、需要を減らすかになる。
金利を上げることにより借り入れを減らす。(信用創造でお金が増えることを防ぐ)
借り入れを減らすことで大きな買い物を抑制する。(需要を減らす)
これらの事から、金利を上げることで物価が抑えられると考えられている。

なぜアメリカの物価(CPI)は上がったのか?

・世界的にエネルギー価格が上がっている
・コロナ過で多くの財政出動を行ったため市場にお金が増えた
・コロナが落ち着いて消費が拡大したが供給が間に合っていない

コロナが落ち着いて需要が増したが、生産体制などが追い付かず供給が足りなくなった。
コロナ過で停滞していたお金が大量に回りだし物に比べてお金の価値が下がった。
生産力を急激に上げようとしているため人不足に陥った。給料が上がり人件費が物価にも影響している。

アメリカの物価は下がるのか?

・しばらく下がらないかもしれない

原油の価格は下がっているようだが、先日発表されたPPI(生産者物価指数)は下がっていない。
PPIは価格に転嫁されCPIに影響を与える。

コロナ禍の財政政策により市場のドルはとても多い、回収にはしばらくかかると思われる。
また、中国の生産力が減っているせいで物不足もしばらく続くと思われる。
ウクライナとロシアの戦争需要も影響しているかもしれない。

アメリカの物価が落ち着くにはしばらくかかるような気がする。
アメリカの物価が下がらなければ、利上げが継続され円安も進む可能性がある。

アメリカの状況

・債券や株価の値下がり、住宅ローンによる負担

金利が上がると、市場の債権(金利が低い時に発行されたもの)の値段が下がる。
貸出金利も上がるので、物が売れなくなる。
企業活動も下火になり、株価も下がる。
変動タイプのローンの金利も上がるため、家計への負担も大きくなる。
家を手放す人も出始めているらしい。

円安を防ぐ方法は?

・ない(アメリカが許さない)

円安対策は主に2つ。
金融引き締め(日本の利上げ)と為替介入(ドル売り、円買い)

日本のCPIは2%を超えたが、コアコアCPIはまだ0.8%のため、完全に景気が回復したとは言えない。
利上げを行うと景気を抑えてしまうので、コアコアCPIが2%台になるまで金融引き締め(利上げ)は行わないと思われる。
また、日本のインフレ率(コアコアCPI)が2%を超えて金融引き締めを始めたとしても、アメリカほど金利を上げるのは難しいので、円安傾向は続くと思われる。

為替介入は、円買いは日本がデフレに戻ってしまうので、ドルを売ることになる。
ドルが市場に増えるとアメリカのインフレが進んでしまう。
為替介入は他国との調整が必要というルールがあるため、アメリカが賛成できないドル売りは不可能。

用語解説

CPI(消費者物価指数)

全国の世帯が購入する各種の財・サービスの価格の平均的な変動を表したもの。
特定の商品ではなく、サービスを含む全ての商品価格の平均値が、前年の同月とどう変わったかを計算したもの。

コアCPI

CPIから生鮮食品を除いて計算されたもの。

コアコアCPI

天候や市況など外的要因に左右されやすい食料(酒類を除く)とエネルギーを除いて算出したもの。

PPI(生産者物価指数)

生産者が出荷した製品や原材料などの販売価格の変動を調査・算出した経済指標。

コメント

  1. hka1do

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