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起業失敗のパターン

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先日、水戸のワグテイルで行われた頭脳交流会の振り返りです。
前半のトークコーナー?で、「ビジネスで失敗する原因を挙げてみよう」というネタがあったのですが、その場であまり思いつかなかったので帰って来てから色々考えてみました。

資金計画がずさん

私がその場で答えたのがこれです。
その商売を行う上で、家賃や設備費など、どこにどれだけお金が必要か?
どれぐらいのお客さんを見込んで、売り上げはどれぐらいか?
100%予測することは不可能ですが、出来るだけ具体的にイメージすることが大切だと思います。
よくある創業支援セミナーなどでも、資金計画書作成のワークには時間をかけていますよね。

固定費をかけすぎる

飲食を考えている人で多いのですが、いきなり「どんな店舗が良いかな?」という話から始まります。
たしかに、「自分のお店」というのはワクワクしますし、理想のお店を作りたくて起業する人も多いと思います。
ただ、多くのビジネス書で「固定費は少なく」と書かれていますし、「家賃が払えなくて」という理由でビジネスをやめてしまう人の話もよく聞きます。

私の知り合いで喫茶店の開業を目指している人がいますが、彼は店舗を持つ前にコーヒー教室やイベントでこつこつとファンを増やしています。
飲食の場合はどうしても店舗ありきで考えてしまいますが、「こういうやり方もあるんだな」と、とても勉強になりました。

現在、彼はオリジナルブレンドを作るためのクラウドファンディングに挑戦中です。
26歳Uターンの挑戦!茨城県日立の職人魂を再現したコーヒーをつくりたい!

知り合い割引をしてしまう

私の親戚で喫茶店を開業した人がいたのですが、知り合いからあまりお金を取りたくないと、お代わりなどを格安で提供したところ、知り合いのたまり場になってしまい、一般のお客さんがほとんど来なくなってしまったため早々に閉店してしまいました。
ビジネスとプライベートはきちんと分けなければいけませんね。
私も気を付けます。

知識だけで起業してしまう

ビジネスに限らず、地域活動などに参加していても思うのですが、最近「地域差」というものを実感する機会が多いです。
ビジネス書などに書いてあることはあくまで基本であり、実践して試してみるまで本当に有効な手段なのかは分からないと思います。
私はサラリーマン時代にビジネス書の内容を鵜呑みにして、現実とのギャップに悩み、大きな失敗をしてしまったことがあります。
知識はあくまで知識であり、「実践でそのまま活用できるものではない」という事を認識しておくべきです。

補助金・公的融資用の計画書

行政や商工会などで、「公的融資を受けるための事業計画書セミナー」というような講習会がよく開催されています。
これらのセミナーは低料金(または無料)でとても勉強になるので、私も何回か受講しています。
ただ、このような行政主導のセミナーは「納税額を増やす事」が目的(と個人的には思う)ので、どうしてもある程度大きな規模の事業計画を立てる事になりがちです。

個人的には、行政の求める(最初からある程度の納税が見込める)ビジネスと、私のような小規模ビジネスを考えている人間が求めている(低リスクで持続性のある)ビジネスモデルには、少しズレがあるように思います。
公的融資を取るための事業計画は、公的融資を受けるためだけのものと割り切り、実際のビジネスは現実を見てフレキシブルに変えていく必要があると思います。

私の知り合いは、公的融資を受けて店舗を持った事業を立ち上げましたが、立ち上げ後早い段階で店舗運営を止め、出張事業に切り替えました。素晴らしいフットワークだと思います。

キャッシュフローは大切。だけど・・・

講師の先生は、「資金繰り」について言及していました。俗にいうキャッシュフローというやつですね。
たとえ帳簿上で売り上げが立っていても、手元に現金がない状態で何らかの支払期限が来てしまうと、会社が倒産してしまう。所謂、黒字倒産の話です。
先生は、「資金繰り表の作成がお勧めです」と言っていました。

私の知識の範囲では、資金繰りで困るのは以下の3パターンだと思います。

・買掛金の支払いが間に合わない
主に原材料等が必要となる製造業でよく聞く話です。

・家賃・光熱費が払えない
主に店舗の設備にお金がかかる飲食業でよく聞く話です。

・給料が支払えない
従業員を雇っている小中規模事業所でよく聞く話です。

私のベンチャー時代の社長も、社員の給料を確保するために色々と苦労をしていたようです。
もしかしたら、社長の一番重要な仕事は「資金繰り」と言っても良いのかもしれません。

ちなみに、私のやってるパソコン教室は、
製造業じゃないので買掛は発生しない。
実家の部屋借りているので家賃は払っていない。
従業員を雇っていないので給料の心配もない。
講習終了時に現金支払いなので、売掛もない。
なので、キャッシュフローあまり関係ないんですよね・・・

次回の頭脳交流会は

2017年10月14日(土)に行うようです。
プレゼンターに申し込むと、プレゼンのいい練習にもなるので、興味のある方は申し込んでみては如何でしょうか。

日 時:平成29年10月14日(土) 14:00~17:00
場 所:コワーキングスペース水戸 Wagtail
料 金:無料
定 員:25名
対 象:起業を目指している方、創業して間もない方
講 師:増田紀彦 氏(一財 起業支援ネットワークNICe代表理事)

締 切:プレゼンター 9月30日(土)
一般参加者  10月13日(金) 17:00まで

第4回 頭脳交流会 in ワグテイル

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