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ちょっと気になったので「42 Tokyo」について調べてみた

この記事は約8分で読めます。

ネットで「完全無料でプログラミングが学べるらしいぞ」と話題になっていたので、「無料ってどうやって?」と気になったので調べてみました。

「42 Tokyo」って何ぞや?

簡単に言うと、

「完全無料で24時間利用可能なフランス発のエンジニア養成機関」

みたいです。

エンジニアって事は、プログラミング以外も学べるのかな?

キャンパスは「住友不動産 六本木グランドタワー」

運営は「一般社団法人 42 Tokyo」との事。住所でググるとDMMの本社ですねw

2019年6月時点で、世界12か国で展開しているみたいです。

挑戦したいすべての人に質の高い教育を。

42のコンセプトは、

「挑戦したいすべての人に質の高い教育を。」

だそうです。

この思いを実現するために「学費完全無料」「24時間利用可能な施設」などの環境を用意したそうです。

この志には共感します。

上手く回ってくれると良いな。

入学条件は少ないけどハードルは高そう

入学の条件は、

16歳以上である事と、「やる気」のみ。

入学試験として事前テストと、4週間ガチに課題に取り組み、その状況を審査されるようです。

サイトには次のように書かれています。

“毎日を42 Tokyoで過ごし、同じ志を持つ候補者と協力しながらコーディングの課題をクリアしなければなりません。何度も何度も失敗し、それでもモチベーションと自らの意志を保ち続けながら、一生懸命もがき続けた者だけが、晴れて入学となります。”

https://42tokyo.jp/curriculum/

たぶん、「片手間でちょっとやってみる」気分では通過できないんでしょうね。

サイトにはこんな動画も。

なぜ無料で出来るのか?(考察)

まず、先生がいません。

生徒同士が教え合う仕組み見たいです。

これは、私が実施している「講師を呼ばないプログラミング勉強会」と同じコンセプトですねw

教育系のサービスで一番お金がかかるのが講師の人件費だと思うので、講師を雇わないのはコストの圧縮になります。

なお、この仕組みはある程度の生徒数がないと機能しないみたいです。

今のところ最終合格者の数は予測がついていないそうだが、「150名を割ると生徒同士で教え合う仕組みが機能しない」らしく、最低でも第1期で150人は入学することになるとのことだ。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191113-00030568-forbes-sci&p=3

カリキュラムは課題解決型、教材は課題の提示のみ?

そもそも、授業という形式をとっていない様です。

多種多様な「課題」があり、それを生徒自身が選び、他の生徒とディスカッションしながら解決方法を考えていく感じ。

提示されるのは「課題」のみであり、解決方法(答え)の提示はなさそうです。(追記:答えあるみたい

教育系で人件費の次にお金がかかるのが「教材」なので、課題の提示のみに絞る事で教材費を圧縮しているのだと思います。

ただ、常に最新の課題が提示されるようなので、それなりにコストはかかりそうです。

追記:42USAのシステム

42 Tokyoではないですが、「42USA」のシステムについて詳しく説明しているページを見つけました。

自動化を徹底してコストを下げるのに加え、自動評価システムで落第もあるんですね。

落第点を取れば、同評価システムによって判定され、即退学という厳しい振り分けシステムが導入されています。日本では教授が落第学生数を増やさないために、情けで落第点ギリギリ上の評価を付けたりしますが、「42USA」では全て自動化されているので、落第を言い渡されたら学校を去らなければなりません。

https://thebridge.jp/2018/01/42usa-the-second-part

「成長しないやつに使わせる環境は無い」って事でしょうか。

厳しいです。

そういえば、評価システムでは「コーディングの出来栄えが評価される」と書いてありますね。

という事は、課題だけではなく、ちゃんと答えもあるんですね。

教材にはコストをかけているみたいです。

資金源は寄付?

当面の運営資金は合同会社DMM.comが出資するみたいですね。

「ひとまず5年間で約50億円を投資していく予定です」
今回の発表に先駆け、10月末にDMM本社で開催されたプレス向けの発表会で会長兼CEOの亀山敬司は「42 Tokyo」への意気込みをこう語った。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191113-00030568-forbes-sci&p=1

将来的には、卒業生からの寄付で回していきたいみたいです。

当面の運営資金はDMMで準備しましたが、将来は卒業生が成長し、稼ぐことで、少しづつでも寄付をして次に入る学生の学費を支えてくれる、そんな寄付の循環が生まれたら本当に良いな、と夢見ています。

https://42tokyo.jp/concept/

卒業の概念がない?

卒業という概念が無く、スキルによってレベル分けされるみたいですね。

“学生は入学するとLevel 0から始まり、最高レベルのLevel 21を目指します。”

https://42tokyo.jp/faq/

日本語サイトでは詳細な情報が出ていませんが、シリコンバレー校のサイトにそれっぽい説明がありました。

google翻訳ではいまいちわからないので、英語分かる人教えて下さいw

レベルが上がると賞状がもらえるのかな?

追記:経験値

ちょっとだけ日本語の情報があった。

経験値をもらえるらしいw

また「42」には卒業の概念がなく、その代わりに“レベル”という概念がある。課題を解くごとに、経験値としてポイントがもらえ、経験値が溜まるとレベルが上がっていく。「42」が定義した“エンジニアとして一人前”のレベル7から10だという。前述の通り、卒業の概念がないので、一定のレベルになった段階で自由に進路を選ぶこともできる。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191113-00030568-forbes-sci&p=2

まとめ

結局、日本語の情報を見ているだけでは、無料で運営できる明確な仕組みは分かりませんでした。

基本は寄付で回すって事なんですかね?

協賛企業が多いので、求人や社員教育用の予算で資金を出してもらうとかもあるのかな?

「挑戦したいすべての人に質の高い教育を。」というコンセプトにはとても共感するので、是非うまく回って欲しいと思います。

日本には寄付の文化って無いからな・・・どうなるかな・・・

追記:入学試験が始まりましたね

2020年1月9日追記

なんか最近この記事へのアクセスが増えたと思ったら、

2020年1月6日から、42Tokyoの入学試験(Piscine)が始まったようですね。

42 Tokyo入学試験「Piscine」を2020年1月6日(月)から開始
一般社団法人42Tokyoのプレスリリース(2020年1月6日 13時00分)42 Tokyo入学試験「Piscine」を2020年1月6日(月)から開始

ちなみに Piscine は「ピシン」と読むみたいで、フランス語で「スイミングプール」の意味だとか。

「4週間の試験を泳ぎ切れ!」という事らしいです。

Twitterのハッシュタグ「#42tokyo」を見ていると皆さんとても楽しそうです。(阿鼻叫喚が聞こえてきますw)

x.com

無事泳ぎ切って欲しいですね。

より詳しい情報を見つけました

久しぶりに42Tokyoの情報をあさっていたら、とても詳しい記事を見つけました。

課題解決型のピアツーピア学習ってどんな風にやるのかな?と思っていたら、システムが勝手にランダムマッチングするみたいですね。

課題を提出するとランダムに生徒がマッチングされてコードレビューを行うんです。

https://ainow.ai/2019/12/24/182011/#P2P

ツイッターの書き込み(「隣の人や後ろの人と相談した」)や、説明用の図を見ると、1対1というわけではなくグループ単位でのマッチングになるのでしょうか?

他にも「最初の課題はC言語」とか「既存のライブラリを自作してもらう」とか、なんとなく課題の内容をイメージできる情報も出ていますね。

テスト期間中は具体的な内容を出すわけにはいかないでしょうから、3回の試験が終わった後にどれぐらい情報が出てくるかが楽しみです。

受験生の皆さん、頑張って下さい~

Piscine体験記(同人誌)

42Tokyoの入学試験である「Piscine(ピシン)」の体験記が載った同人誌が発売されました。

電子版:900円

Hello Dojo?: 子どものためのプログラミング道場CoderDojo関係者による運営手記・プログラミング手習い帖(非公式)
無償のキッズプログラミングクラブ「CoderDojo」関係者で本を作りました!実際にCoderDojoで扱っているMinecraftやScratchなどはもちろん、運営する立場から考察したネタやコラムも含まれています。今年開催されたばかりの...

同人誌自体はCoderDojoという子ども向けプログラミングクラブに関する内容ですが、その中の記事の一つにPiscineの体験記が載っています。

42で採用されているピア・ラーニングという仕組みが、CoderDojoの運営の参考にならないか?という視点から書かれていますが、実際の試験の雰囲気が良く分かる記事になっています。

Twitterの阿鼻叫喚は見ていましたが、長い文章でちゃんと読むと予想以上に大変な状態だった事が分かりました。(でも楽しそうw)

42Tokyoの試験ってどんな感じだったんだろう?って人にはお薦めだと思います。

コメント

  1. 匿名 より:

    42Tokyoのゲームをクリアできた基準が分かりません。
    ロジックゲームと記憶ゲームを何レベル?までクリアすれば、次の段階にいけるのでしょうか?

    次のPiscineに行けた人はどの位のゲームレベルをクリアしていますか?
    参考までに教えてください。

    • ikaken より:

      ごめんなさい、私はチャレンジしてないので分からんです。

      ただ、Piscineを受けた知り合いの話を聞いていると「一から十まで説明が無い」らしいので、「分からない」状態で先に進める人を求めているのかもしれません。

      • 匿名 より:

        コメントありがとうございます。
        私は、試験を受けたのですが、1~10まで進んでいますが、次のPiscineに進めませんでした。
        年齢制限でもあるのかと思います。。。

        何を基準に判定しているのか?そこが、知りたいのです!

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