ちょっと気になったので「42 Tokyo」について調べてみた

2019年12月11日

ネットで「完全無料でプログラミングが学べるらしいぞ」と話題になっていたので、「無料ってどうやって?」と気になったので調べてみました。

「42 Tokyo」って何ぞや?

簡単に言うと、

「完全無料で24時間利用可能なフランス発のエンジニア養成機関」

みたいです。

エンジニアって事は、プログラミング以外も学べるのかな?

キャンパスは「住友不動産 六本木グランドタワー」

運営は「一般社団法人 42 Tokyo」との事。住所でググるとDMMの本社ですねw

2019年6月時点で、世界12か国で展開しているみたいです。

挑戦したいすべての人に質の高い教育を。

42のコンセプトは、

「挑戦したいすべての人に質の高い教育を。」

だそうです。

この思いを実現するために「学費完全無料」「24時間利用可能な施設」などの環境を用意したそうです。

この志には共感します。

上手く回ってくれると良いな。

入学条件は少ないけどハードルは高そう

入学の条件は、

16歳以上である事と、「やる気」のみ。

入学試験として事前テストと、4週間ガチに課題に取り組み、その状況を審査されるようです。

サイトには次のように書かれています。

“毎日を42 Tokyoで過ごし、同じ志を持つ候補者と協力しながらコーディングの課題をクリアしなければなりません。何度も何度も失敗し、それでもモチベーションと自らの意志を保ち続けながら、一生懸命もがき続けた者だけが、晴れて入学となります。"

https://42tokyo.jp/curriculum/

たぶん、「片手間でちょっとやってみる」気分では通過できないんでしょうね。

サイトにはこんな動画も。

なぜ無料で出来るのか?(考察)

まず、先生がいません。

生徒同士が教え合う仕組み見たいです。

これは、私が実施している「講師を呼ばないプログラミング勉強会」と同じコンセプトですねw

教育系のサービスで一番お金がかかるのが講師の人件費だと思うので、講師を雇わないのはコストの圧縮になります。

なお、この仕組みはある程度の生徒数がないと機能しないみたいです。

今のところ最終合格者の数は予測がついていないそうだが、「150名を割ると生徒同士で教え合う仕組みが機能しない」らしく、最低でも第1期で150人は入学することになるとのことだ。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191113-00030568-forbes-sci&p=3

カリキュラムは課題解決型、教材は課題の提示のみ?

そもそも、授業という形式をとっていない様です。

多種多様な「課題」があり、それを生徒自身が選び、他の生徒とディスカッションしながら解決方法を考えていく感じ。

提示されるのは「課題」のみであり、解決方法(答え)の提示はなさそうです。(追記:答えあるみたい

教育系で人件費の次にお金がかかるのが「教材」なので、課題の提示のみに絞る事で教材費を圧縮しているのだと思います。

ただ、常に最新の課題が提示されるようなので、それなりにコストはかかりそうです。

追記

42 Tokyoではないですが、「42USA」のシステムについて詳しく説明しているページを見つけました。

自動化を徹底してコストを下げるのに加え、自動評価システムで落第もあるんですね。

落第点を取れば、同評価システムによって判定され、即退学という厳しい振り分けシステムが導入されています。日本では教授が落第学生数を増やさないために、情けで落第点ギリギリ上の評価を付けたりしますが、「42USA」では全て自動化されているので、落第を言い渡されたら学校を去らなければなりません。

https://thebridge.jp/2018/01/42usa-the-second-part

「成長しないやつに使わせる環境は無い」って事でしょうか。

厳しいです。

そういえば、評価システムでは「コーディングの出来栄えが評価される」と書いてありますね。

という事は、課題だけではなく、ちゃんと答えもあるんですね。

教材にはコストをかけているみたいです。

資金源は寄付?

当面の運営資金は合同会社DMM.comが出資するみたいですね。

「ひとまず5年間で約50億円を投資していく予定です」
今回の発表に先駆け、10月末にDMM本社で開催されたプレス向けの発表会で会長兼CEOの亀山敬司は「42 Tokyo」への意気込みをこう語った。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191113-00030568-forbes-sci&p=1

将来的には、卒業生からの寄付で回していきたいみたいです。

当面の運営資金はDMMで準備しましたが、将来は卒業生が成長し、稼ぐことで、少しづつでも寄付をして次に入る学生の学費を支えてくれる、そんな寄付の循環が生まれたら本当に良いな、と夢見ています。

https://42tokyo.jp/concept/

卒業の概念がない?

卒業という概念が無く、スキルによってレベル分けされるみたいですね。

“学生は入学するとLevel 0から始まり、最高レベルのLevel 21を目指します。"

https://42tokyo.jp/faq/

日本語サイトでは詳細な情報が出ていませんが、シリコンバレー校のサイトにそれっぽい説明がありました。

google翻訳ではいまいちわからないので、英語分かる人教えて下さいw

レベルが上がると賞状がもらえるのかな?

追記

ちょっとだけ日本語の情報があった。

経験値をもらえるらしいw

また「42」には卒業の概念がなく、その代わりに“レベル”という概念がある。課題を解くごとに、経験値としてポイントがもらえ、経験値が溜まるとレベルが上がっていく。「42」が定義した“エンジニアとして一人前”のレベル7から10だという。前述の通り、卒業の概念がないので、一定のレベルになった段階で自由に進路を選ぶこともできる。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191113-00030568-forbes-sci&p=2

まとめ

結局、日本語の情報を見ているだけでは、無料で運営できる明確な仕組みは分かりませんでした。

基本は寄付で回すって事なんですかね?

協賛企業が多いので、求人や社員教育用の予算で資金を出してもらうとかもあるのかな?

「挑戦したいすべての人に質の高い教育を。」というコンセプトにはとても共感するので、是非うまく回って欲しいと思います。

日本には寄付の文化って無いからな・・・どうなるかな・・・